電子薬歴GooCoの株式会社グッドサイクルシステム
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薬剤師の広がりと高度化をサポートする スマート薬歴GooCo

お客様の声 オハナ薬局

高齢者でもきちんと薬を服用できるように-スマート薬歴GooCoの力を借りて

名古屋市熱田区の商店街の一角に店を構える「オハナ薬局」。2013年の開局以来、グッドサイクルシステムの電子薬歴システム「GooCo(グーコ)」を利用し続けています。記録をとるだけでなく活用する薬歴へ。GooCoを駆使する代表の佐藤孔治さんにお話を伺いました。

地域でオンリーワンの薬局づくりに着手

地域でオンリーワンの薬局づくりに着手”

名古屋市熱田区、地下鉄「日比野」駅から歩いて2分ほどの場所にある「オハナ薬局」。店名は、「家族のように患者さんと接することができるように」と、ハワイ語で“一族”を意味するオハナから名付けました。代表を務めるのは、佐藤孔治(さとう・こうじ)先生。それまで勤めていた調剤薬局を辞めて、5年前に経営を引き継ぎました。

1日あたり平均で50名の患者さんを対応。内科と眼科が薬局のすぐ近くにあり、その処方箋の応需を中心にしつつ、まちの相談薬局を目指して、薬局内でも健康相談だけでなく妊婦・授乳婦のサポートや、オリジナル商品の販売などサービスの充実を図っています。

また薬局を利用していない地域の方にも薬剤師と会話する機会を設けようと、商店街の活動に参加してお祭りにブースを出店したり、子育て支援センターでの出張講座を開いたり、近隣の学校の就業体験の学生を受け入れたりしています。

佐藤先生「大手チェーンのドラッグストアでは日用品がファーストアクセスできるものとしてあり、そこにプラスして医療や OTCにアクセスできます。僕らは日用品に変わる何かを打ち出していかなければなりません。簡単に答えが見つかるものではありませんが……」

そんなオハナ薬局では、開局当初に導入して以来、グッドサイクルシステムの薬歴システム「GooCo」を使い続けています。

佐藤先生が以前勤めていた薬局で長年ユーザーとして慣れ親しんだシステムだったことと、保守的な医療業界で新しいことに取り組むグッドサイクルシステムの会社の姿勢に共感したことがその導入理由だと説明します。

佐藤先生 「今でこそタブレットの電子薬歴は他社も出していますが、それを一番にグッドサイクルシステムができたのは、薬局内だけでなく在宅の対応も見越していたからこそ。薬局の役割や薬剤師の仕事に対する未来のビジョンを掲げ、システム開発に取り組んでいる点は魅力でした」

GooCoを使って薬歴を極める

薬歴を極める”

GooCoの特徴は、シンプルな操作性と、タブレット端末でいつでもどこでも入力ができること。その点を、佐藤先生も高く評価しています。

佐藤先生「薬局に実習に来た学生も、初めに少しレクチャーして、使ってもらうだけですぐに入力ができるようになります。シンプルな操作で、扱いやすいと思います」

ユーザビリティの高さに加え、さらに佐藤先生がGooCoを使い続けている理由として、薬歴の入力に制約がないことを挙げます。
そもそも薬歴は、患者さんの体質や、アレルギー歴、服薬状況や併用薬など、服薬指導のための情報収集として欠かせないものです。一方で、調剤報酬請求の根拠となる記録として保管しなければなりません。
そのような事情から、電子薬歴システムの中には記録を残すことに重点を置き、入力内容に制約を設け作業効率を高めるように設計されたものもあります。

一方でGooCoには、服薬指導と並行した薬歴の下書き作成や、サマリーへの自動反映機能などがありますが、使い方は個々の薬剤師さんに合わせてカスタマイズできます。業務効率化という目的にも、薬歴を深めたいという目的にも両方に対応できる柔軟なシステムなのです。

佐藤先生がGooCoを使う上で重視しているのは、患者さんの背景理解を深めることです。

佐藤先生 「薬歴の記録になるべく時間をかけずに作業効率を上げようという考えもあると思いますが、私は、効率化は重視していません。自分で考えて、患者さんとのやり取りの中で聞いたことや、自分が喋ったことを整理して、考えながら入力して、次の患者さんとの機会に生かすことをむしろ大切にしています。
ですから、記録して保管することもそうですが、患者さんの背景理解や関係性をより高めるものとして薬歴の内容を深めたいと考えています。そういう点で、 GooCoはタブレット端末で薬剤師ひとりに 1台あてがうのもそんなに難しいことではないですし、使う場所の制約もないので使いやすいです」

運動機能や認知機能の衰えた患者さんのために

運動機能や認知機能の衰えた患者さんのために

実際に、患者さんと対面する際にも、持ち運べるGooCoが生きる場面があると言います。

佐藤先生「在宅診療はもちろんですが、薬局内でも服薬カウンターに来るのが大変な方には、私たち薬剤師が、カウンターに行って対応します。そういう時でも、 GooCoならば、記録を確認しながらやり取りができるのは便利ですね」

名古屋市熱田区の高齢化率は26.9%(2017年度)と、名古屋市内でも高齢化の進行した地域のひとつです。独居の高齢者も少なくありません。こうした中、佐藤先生が薬剤師として最も課題として感じているのは、認知機能が衰えた高齢者の薬の管理です。

佐藤先生「開業をして患者さん一人ひとりと対面してみて、全然、薬の管理ができていないことに気づきました。飲み忘れは、飲んだ・飲んでないかの確認なのでまだよい方です。難しいのは外用薬の評価です。
たとえば、目薬を処方されたとします。目薬を使ったか、使ってないかというだけでなくて、目薬を指す順番や回数といった使い方までを理解して適正に使ってもらうことは簡単なことではありません。ご家族が同居されていればその後のフォローもしてもらえますが、一人暮らしの方も少なくないのです」

国の推計では、2025年に65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると言われています。加齢によって、誰にでも起こりうる身近な病気として認識されつつあり、病院や介護の現場などから対策が打ち出されています。薬局でも今後ますますそうした方への薬の適正使用の支援が欠かせません。

佐藤先生「認知症の方に向けた支援はいろいろなところで耳にしますが、私たちの薬局でもできることを模索しています。しかし僕らは、患者さんのことを 24時間ずっと見られるわけではありません。たとえば、薬歴の端末に患者さんの様子を情報として集められると、より充実したフォローもできると思います」

オハナ薬局では、患者さんに電話などの遠隔でも薬の相談に乗れることを積極的に伝えるようにしています。

データ活用の情報発信で価値向上を-変わる薬局の役割

変わる薬局の役割

高齢化社会の問題や、医療の高度化を受けて、近年、厚労省は「患者のための薬局ビジョン」を打ち出しています。それに伴って、薬に関わる業務から服薬指導や処方内容チェックなど患者さんに接する業務へのシフト、また、地域住民による主体的な健康の維持・増進を支援する場づくりといったように、国からかかりつけ薬剤師・薬局に求められることは変化してきています。

一方、患者側のそうした薬局の役割についての認識はまだまだ浸透していない現状があるのも事実です。薬局は処方箋をもらって、薬をもらって帰る場所だというイメージを持っている人が少なくありません。

佐藤先生「薬剤師は患者さんの病気を直接治す手助けをするわけでもないですし、ミスなく調剤をして提供するのは “当たり前 ”のこと。患者さんにとってみれば、その当たり前を薬剤師がどう管理し実現しているのかは見えないですよね。
そういった時、 GooCoは薬剤師の仕事を知るきっかけになりうると思います。実際に、患者さんの近くで GooCoを使っていると『何が書いてあるの?』と患者さんが質問してくださることもあります」

さらに佐藤先生は薬歴として蓄積された情報は、新たな薬局の武器になる可能性があると続けます。

佐藤先生「来られている患者さんがどういう地域の方が多いか分かれば、経営指標として活用できます。また、副作用情報は薬歴システムを活用することで、現状の報告の仕組みよりもより早期に精度の高い情報を把握できるでしょう。
また、インフルエンザの流行情報なども薬歴のデータから流行予測をより正確に早くできると思います。そうした薬局に集まった情報を統合してデータ分析して発信できれば、薬局に対する見方も変わるのではないかと思います」

データの活用と患者さんとのコミュニケーションの強化、このふたつを見据えオハナ薬局は今日も患者さんの適正な薬使用の支援に取り組んでいます。

そして今後、グッドサイクルシステムでもそうしたデータ活用を見据えた準備を進めていきます。

佐藤 孔治(さとう こうじ)
「くすりのきらいな薬剤師」として、皆様の薬物治療を支援されている。治療上必要な薬を最小限の使用に止めるためには、正しく使って頂くこと(これを医薬品の適正使用と言います)が必要不可欠であるものの、患者が薬を安全に適正使用できるよう、必要な情報提供や支援に努めている。
オハナ薬局
オハナ薬局は、「対面応対」にこだわり、必要最小限でシンプルなクスリを切り口に、健康支援をすることをモットーに名古屋市熱田区に2013年開局。店名は、「家族のように患者さんと接することができるように」と、ハワイ語で「一族」を意味するオハナから名付けられている。

オンライン服薬指導にどう対応するか

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