気づく力を高めるポイント
関心を向ける
2019-08-23
あらゆる仕事において「気づき」というのは大切なことです。ただ、職場においてはよく気づく人と、そうではない人がいると感じる人も少なくないでしょう。

この「気づき」というのは、感覚的なもの、その人の天性のものと考えてしまいがちですが、特に仕事において大事なのは、「気づく力」ではないでしょうか。つまり、「気づき」とは感覚的なものではなく、磨くべき能力ということです。

では、どうすれば気づく力が高まるでしょうか。それは関心を高めることです。関心の高さが気づきにつながります。よく「アンテナを張りましょう」といった表現をされることがありますが、より具体的には“関心を向ける”ということです。

例えば、気になっているブランドがあるとします。だいぶ前からそのブランドの服とかバッグとかを欲しいと思っている。現物を店頭で見て、カタログも熟読した。もう少し貯金がたまったら自分へのごほうびとして買おう。そんなふうに思っていると、町を歩いたりするとそのブランドを持った人が目に入ってきます。「あ、結構持っている人多いな。」これこそが気づきです。自分がそのブランドの品が欲しくなったからといって、そのブランドを持つ人が急激に増えたはずはありません。関心を高めたから、気づくようになったということです。

このように、「気づき」は関心の次にあるものなのです。顧客に関心を払うことで、顧客の変化やニーズに気づくようになります。部下に関心を払うことで、部下の個性や変化に気づくようになります。

最初は意識しないと関心が向かないことがあります。そのために、何かを習慣にします。例えば、毎朝お客さんの情報を取るとか、部下と必ず一日一回は言葉を交わすとか。こうしたことが習慣化すると、無意識に関心を払えるようになります。このように、気づきを高めるためには、一つひとつのことに意識的に関心を払うことから始めます。自分がもともと好きなことや興味があることは、意識しなくても関心を払いますから、気づきます。仕事はそういうことばかりではありません。上司は、どこに関心を払うべきかを教えてあげることで、部下の気づく力を育てられるでしょう。

人生の三冠王という言葉があります。「関心、感動、感謝」のそれぞれの最初の「カン」を取って、人生の三冠王です。とてもいい言葉だと思っています。順番も大事です。関心を払うから変化に“気づき”ます。変化に気づくと感動します。感動すると「有り難い」ことだと感謝の心がわきます。

この言葉から気づきの先にはさらに感動と感謝があるということが分かります。また、感謝の心を持とうとすれば、最初に必要なのは関心なのだということも論理的に分かります。関心の高さが気づきの大きさになり、それがさらには感動と感謝の大きさにつながる。

これから配属された新人と一緒に仕事をすることも増えてくる時期です。新人に大きな関心を払い、気づきを高めるとともに、新人たちにも関心の重要性を伝えていかれてはどうでしょうか。

株式会社日本経営 橋本 竜也

 

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