[改定情報] 19年度改定、【初診料】は288点、【再診料】は73点に引き上げへ
中央社会保険医療協議会 総会(第407回 2/6)《厚生労働省》
2019-02-06
厚生労働省は2月6日の中央社会保険医療協議会・総会に、消費税率引き上げに伴う2019年度診療報酬改定の点数案を提示した。消費税増加相当分を上乗せした後の報酬は、【初診料】が288点、【再診料】が73点、【外来診療料】が74点、【急性期一般入院料1】が1,650点-などとなる見通しだ。配点に当たり、厚労省は1月の総会に示していた個別報酬への上乗せ率を調整。その後の医療費の伸びを加味して一律に引き上げたことから、支払側が関係分科会や総会に諮る正式な手続きを踏んでいないなどと反発し、議論の差し戻しを求める場面もあった。ただ、入手できるデータなどに限りがある現状では、厚労省案が最善の方法との認識は診療・支払側で一致しており、このままの内容で答申されることになりそうだ。
 
 
◆17~19年度の医療費伸び率分として約9%を一律に上乗せ
 
個別報酬への上乗せ率について厚労省は当初、16年度の課税経費率と入院料シェアに基づいて、【初・再診料】の場合で5.5%などと試算。ただし、実際の配点ではその後の医療費の伸びを考慮する必要があることから、19年度の国民医療費の見込み額から17~19年度の3年間の医療費の伸び率を約9%と推計し、当初出していた上乗せ率に一律に乗じる調整を行った(p19参照)。
 
調整後の上乗せ率は、【初・再診料】が6.0%、入院基本料と特定入院料の4分類はそれぞれ、▽分類I(【急性期一般入院料】など)/5.3%▽分類II(【地域一般入院料】など)/4.4%▽分類III(【精神病棟10対1、13対1入院基本料】など)/2.9%▽分類IV(【精神病棟15対1~20対1入院基本料】など)/2.3%-となった。4分類に含まれない【療養病棟入院基本料】は1.6%、【特定機能病院入院基本料】は9.6%(p19参照)。
 
19年度改定は、14年の消費税率5%から8%への引き上げ時のやり直し分を含む、消費税率5%から10%の部分について、消費税負担に見合う補てんを行う方針。このため、改定後の報酬は、14年改定前の点数に調整後の上乗せ率を乗じて求める。【療養病棟入院基本料】のように、薬剤費が包括されている入院料は、さらに薬剤費の消費税増加分も上乗せ。その分の財源は、薬価の改定財源から調達する(p19~p20参照)。
 
 
◆【回復期リハ入院料1】は2,129点、【地ケア入院料1】は2,809点に

厚労省の点数案で主な項目をみると、医科・外来の改定後報酬は、▽【初診料】288点(現行282点)▽【再診料】73点(72点)▽【外来診療料】74点(73点)▽【オンライン診療料】71点(70点)-など。入院報酬は、▽【急性期一般入院料1】1,650点(1,591点)▽【地域一般入院料1】1,159点(1,126点)▽【療養病棟入院料1】1,813点~815点(1,810点~814点)▽【回復期リハビリテーション病棟入院料1】2,129点(2,085点)▽【地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料1】2,809点(2,738点)▽【7対1特定機能病院入院基本料】1,718点(1,599点)-などとなっている(p20~p50参照)。
 
調剤報酬は、【調剤基本料1~3】が現行よりも1点ずつ引き上げられるほか、【一包化加算】、【無菌製剤処理加算】、【かかりつけ薬剤師包括管理料】にも消費税増加相当分が上乗せされる(p53~p54参照)。

 

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