【NEWS】[医学研究] 「防ぎ得る死、ゼロに」、アレルギー研究で報告書
厚労省検討会
2018-10-11
厚生労働省の有識者検討会は9月28日、気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー疾患に関し、今後10年間の研究戦略を提言した報告書を大筋でまとめた。

「防ぎ得る死をゼロにする」などの目標を掲げている。同省は報告書を基に、年内に「免疫アレルギー疾患研究10カ年戦略」を策定し、産官学で連携し実践を進める。

日本では国民の2人に1人が何らかのアレルギー疾患を持っているとされる。2014年にアレルギー疾患対策基本法が成立し、同法に基づく対策推進の基本指針も定められており、「戦略」はこれらに沿った研究の方向性と具体的事項を示す。報告書は、食物や薬剤に反応するアナフィラキシーなどで急速で重篤な症状になり、死に至ることもまれではないと指摘。発症や重篤化を予防する医療の普及のほか、重症疾患に対する救急科や麻酔科などの連携や発症に関する解析により、防ぎ得る死の根絶を求めた。

患者を年齢、重症度などで分類し、各集団に適切な治療法を選択できるようにするため、患者情報を登録するデータベースの標準化や、これを活用した遺伝情報の解析なども提案した。

(医療タイムス No.2370)

 

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