[診療報酬] 入院1件当たり5万1,989.7点、2.0%増 2017年診療行為別統計
平成29年(2017)社会医療診療行為別統計の結果(6/21)《厚生労働省》
2018-06-21
厚生労働省が6月21日に公表した「平成29年(2017)社会医療診療行為別統計の概況」で、医科の1件当たり点数は、入院が5万1,989.7点(前年比2.0%増)、入院外が1,314.6点(1.7%増)となり、いずれも前年に比べて増加したことがわかった。
 
社会医療診療行為別統計は、医療保険から被保険者に給付される診療行為の内容や、薬剤の使用状況を把握し、医療保険政策の基礎資料とすることを目的に毎年実施されている。2017年調査の集計対象は、「レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)」に蓄積された2017年6月審査分の全レセプトデータ(p1参照)(p3参照)。
 
医科入院についてみると、1件当たり点数は、前年比2.0%増の5万1,989.7点となった。1日当たり点数は3,398.6点で、3.7%の増加。診療行為別の内訳は、「入院料等」1,237.2点(構成比36.4%)、「診断群分類による包括評価等」1,023.6点(30.1%)、「手術」585.1点(17.2%)などとなった。1件当たり日数は15.30日となり、前年に比べて0.26日短くなった(p5参照)。
 
医科入院外の1件当たり点数は1,341.6点で、前年に比べ1.7%増加。1日当たり点数も伸び、853.7点(前年比1.1%増)となった。診療行為別では、「検査」154.3点(構成比18.1%)、「投薬」138.8点(16.3%)、「初・再診」130.1点(15.2%)などが上位を占める。1件当たり日数は、前年比0.01日増加の1.57日だった(p6参照)。
 
◆75歳以上の入院1日当たり点数、入院料とリハビリで多い傾向
 
一般医療(0~74歳)と後期医療(75歳以上)別でみると、医科入院1件当たり点数は、一般医療5万11.5点、後期医療5万4,000.0点となった。1日当たり点数は、一般医療3,927.2 点、後期医療3,016.5点で、年齢階級別では「0~14歳」(5,890.0点)、「65~74歳」(3,876.4点)で高く、「75歳以上」(3,042.7点)が最も低い。診療行為別の構成比では、後期医療は一般医療に比べ、「入院料等」と「リハビリテーション」の1日当たり点数が高く、逆に「手術」、「診断群分類による包括評価等」では低い傾向がみられた(p7参照)。
医科入院外の1件当たり点数は、一般医療1,210.6点、後期医療1,705.5点。1日当たり点数は一般医療819.9点、後期医療929.1点だった。年齢階級別の1日当たり点数が最も高かったのは、「65~74歳」の994.2点、次いで「40~64歳」の922.1点で、最も低かったのは「0~14歳」の542.1点だった。後期医療は一般医療と比べると「在宅医療」の構成割合が高く、「初・再診」の割合は低い。1件当たり日数は一般医療1.48日、後期医療1.84 日(p8参照)。
 
DPC/PDPS(医療費包括支払制度)の医科入院レセプトにおける1件当たり点数は、6万2,039.7点(前年比1.8%増)、1日当たり点数は5,862.2点(3.9%増)、1件当たり日数は10.58日(0.22日減)だった(p11参照)。
 
◆薬剤種類数に占める後発医薬品の割合は64.1%、前年比3.8ポイント増
 
医科入院外における院外処方率は74.8%(前年比0.9ポイント増)で、病院は78.2 %、診療所は73.8%(p12参照)。薬剤種類数に占める後発医薬品の種類数の割合は、入院・入院外(院内・院外処方の合計)を含めた総数では64.1%(3.8ポイント増)、内訳は入院62.2%(5.1ポイント増)、院内処方57.3%(3.3ポイント増)、院外処方66.2%(3.8ポイント増)となった(p20参照)。

 

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