【NEWS】[医療安全] 2017年の医療事故報告370件
日本医療安全調査機構
2018-03-28
日本医療安全調査機構は15日、医療事故調査・支援センターの年報を発刊した。

それによると、2017年の年間医療事故発生報告数は370件だったことが分かった。病院の管理者や遺族からの依頼でセンターが調査を実施するセンター調査の対象件数は39件となり、前年からほぼ倍増。特に遺族からの依頼が増えた。

17年にセンターに寄せられた相談数は1933件(前年1731件)。うち医療機関からは1091件(979件)、遺族などからは765件(593件)だった。

医療機関の相談内容で最も多かったのは、相談・報告の手続きに関すること(相談体制、遺族への説明、報告の手続きなど)、遺族などでは医療事故報告対象の判断だった。遺族などからの求めに応じ、遺族などからの相談内容を医療機関に伝達したのは21件だった。

医療事故発生の報告数は370件(406件)。院内調査結果の報告件数は321件(219件)で、医療事故発生報告から院内調査結果報告までの期間は、平均222.1日(145.2日)だった。321件中、半数を超える191件(59.5%)で、解剖や死亡時画像診断(Ai)を実施。内訳は、解剖のみ実施76件(23.7%)、Aiのみ実施58件(18.1%)、解剖・Ai両方実施57件(17.8%)。両方とも実施なしは130件(40.5%)だった。

センター調査の対象件数は39件(前年19件)。内訳は医療機関からの依頼7件(6件)、遺族などからの依頼32件(13件)で、遺族などからの依頼が大幅に増加した。医療機関の依頼理由は「死因が明らかでない」「院内調査結果の検証をしてほしい」といった内容。遺族などの依頼理由は、「院内調査結果(臨床経過、死因、治療など)に納得できない」が圧倒的多数を占めた。

(医療タイムスNo.2344)

 

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