【NEWS】[調査・統計] 糖尿病、推計1000万人で右肩上がり
16年健康調査・厚労省
2017-10-11
糖尿病が強く疑われる成人が、2016年に推計1000万人に上ったことが9月21日、厚生労働省の国民健康・栄養調査で分かった。糖尿病患者の推計は4~5年ごとに実施。有病率の高い高齢者人口の増加に伴い、統計の残る1997年の690万人からこれまで右肩上がりで推移し、前回の12年から50万人増えた。

一方、糖尿病の可能性が否定できない「予備軍」は、ピークだった07年の1320万人から1000万人に減少した。08年度から特定健診(メタボ健診)や特定保健指導が始まっており、厚労省担当者は「予防効果が出ているのではないか」とみている。

調査は昨年10~11月、無作為抽出した約2万4000世帯を対象に実施。このうち、糖尿病は成人約1万1000人の血糖値や治療歴を分析し、患者や予備軍かを判定した。

糖尿病患者は12.1%(男性16.3%、女性9.3%)を占め、人口推計から1000万人と算出。男性の有病率は40歳代で3.8%だったのが、50歳代で12.6%、60歳代で21.8%、70歳以上は23.2%に達した。女性は40歳代の1.8%から50歳代で6.1%に増え、60歳代が12.0%、70歳以上が16.8%だった。

患者のうち、治療を受けている人は男性で78.7%、女性で74.1%に上り、いずれも増加傾向にあった。このほか2万人余りを対象にした調査で、肥満は成人男性で3割、女性で2割を占めた。この10年間で目立った増減はなく、1日の平均歩数(男性6984歩、女性6029歩)もほぼ横ばいだった。飲酒習慣は男性が横ばいの14.6%で、女性が微増傾向の9.1%。喫煙習慣は男性30.2%、女性8.2%で、減少傾向にある。

(医療タイムス No.2321)

 

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