Q.小規模メンタルクリニックでも「精神障害者支援地域協議会」への参加が求められるのでしょうか。
2017-10-11
Q.
小規模メンタルクリニックでも「精神障害者支援地域協議会」への参加が求められるのでしょうか。

精神保健福祉法の改正で、保健所を設置する自治体は「措置入院者が退院後に継続的な医療等の支援を確実に受けられるよう、精神障害者支援地域協議会を設置する」と書かれていました。

措置入院をしていた患者が退院し、私たちのような小規模メンタルクリニックに通院していた場合には、「精神障害者支援地域協議会」に参加しなければならないケースも出てくるのでしょうか?(都市部・メンタルクリニック 院長・精神科医・52歳)


A.
精神科医療機関は必要に応じて、何れかの会議に参加する可能性があります。

精神障害者支援地域協議会の役割としては2つあります。まず、「地域における精神障害者の支援体制の構築」を目的として開催する代表者会議。2つ目は、「措置入院患者について、退院後支援計画の作成や、実施に係る連絡調整を行うこと」を目的として開催する個別ケース検討会議(調整会議)になります。

前者は地域の精神科医療機関の役割分担と連携。関係機関間の情報共有の方法や、措置入院の適切な運用のあり方等が議論され、市町村・警察等の関係機関、精神科医療関係者、障害福祉サービス事業者、障害者団体、家族会等の参加が期待されています。

後者は退院後支援計画の作成や実施に係る連絡調整ですが、自治体職員、措置入院先病院、退院後の通院先医療機関、患者本人・家族、措置入院者の帰住先の保健所設置自治体職員・市町村職員、その他、支援NPO団体や障害者サービス事業者等が想定されます。精神障害者を対象にした地域ケア会議と考えて頂けたら、分り易いでしょう。

精神科医療機関は必要に応じて、何れの会議にも参加する可能性がありますが、小規模なメンタル・クリニックの場合は、前者の代表者会議よりも、後者の個別ケース検討会議に出席する機会が多くなると想定されます。措置入院後の患者が貴クリニックを通院されているケースは、同協議会への参加が必要です。

(2017年9月度編集)
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