[医療提供体制] 偏在対策で、地域医療支援センターを強化 医師需給分科会
医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第10回 6/15)《厚生労働省》
2017-06-15
厚生労働省の「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」は6月15日、全都道府県でキャリア形成プログラムを必ず策定し、地域医療支援センターの強化を都道府県に促すなど、早期に実行可能な医師偏在対策を了承した。第7次医療計画に反映される見通し。
都道府県が運営する地域医療支援センターは地域医療介護総合確保基金を活用し、医師のキャリア形成上の不安解消にあたるとともに、地域の医師不足病院の医師確保を支援している(p7参照)。分科会では厚労省から、早期に実施可能な医師偏在対策として、▽キャリア形成プログラム▽へき地の医師確保▽若手医師へのアプローチ▽医師の勤務負担軽減―への対応を通じ、地域医療支援センターを強化することが提案され、了承された(p5参照)。
キャリア形成プログラムは、奨学金を受給していた代わりに地域医療などに従事する地域枠医師を対象として、キャリア形成上の不安解消や、医師不足地域・診療科の解消を目的とした医師就業プログラム。地域医療支援センターが主体となって策定している。今回、厚労省は一層の改善を図るため、▽全都道府県でキャリア形成プログラムを必ず策定▽キャリア形成プログラム策定時には地域医療支援センターと大学医学部・付属病院が連携▽地域枠の医学部入学者は地元出身者に限定し、大学所在地都道府県で臨床研修を受けるよう位置づけ▽地域枠医師の勤務地や診療科を限定する―などを具体策として示した(p27参照)。
へき地の医師確保では、都道府県に設置されている、へき地医療支援機構と地域医療支援センターとの機能の重複や連携不足が指摘されている(p30参照)。このため、両者を統合して一体的に医師確保を行うために、へき地を含めたキャリア形成プログラムを策定する。なお、直ちに統合することが困難な場合は、キャリア形成プログラム策定や医師派遣調整などで十分な連携を図る(p37参照)。

 

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