令和4年度調剤報酬改定では調剤料と薬剤服用管理指導料が再編成されて対物業務と対人業務の線引きが明確化され、リフィル処方が導入されるなど、大幅な変更が示されました。オンライン服薬指導についてもこれまで制限の多かった実施条件が緩和されて、運用が推進される方向が示されたと言えます。

オンライン服薬指導は2019年施行の改正薬機法、2020年に新型コロナウイルスの感染拡大にともなう臨時措置“0410対応”のもとで進められていましたが、今回の改定により初めての患者からの処方箋での受付も可能になりました。薬局の業務の流れにも大きく変化がもたらされる制度変更にも考えられ、患者の動線にも影響が出て来る可能性もありそうです。

ここではオンライン服薬指導について解説し、その対応について見ていきたいと思います。