近年、がん治療の分野を筆頭として特定の分子を標的とした薬剤が数多く臨床現場に登場し、効果を上げています。
このような従来にない新規薬剤については、個々人が有する遺伝子の違いが原因で薬が効くひととそうでないひとがはっきりと分かれてしまうことから、実際そのことを有効活用して薬剤は使用されています。
このような状況の中で薬剤師に求められる専門性の一つとして、個別化の実践に当たり必須となる遺伝子に関する知識があることはすでにご承知のことと思います。
そこで、今回はこの点を踏まえて薬剤師が職能として修得しておくべき遺伝子に関する知識について、わかりやすく解説を加えることで日頃から抱いてみえる遺伝子に対しての難解なイメージを少しでも払拭していただけることを期待して講演をさせて頂きます。

石川 和宏（いしかわ かずひろ）教授
北陸大学 薬学部 実践実学系 実務実学系分野 主任教授
・ 日本薬剤師会 編集委員会 委員長
・ 薬学教育協議会 実務実習教科担当教員会議 委員長
・ 薬剤師国家試験問題検討委員会 実務部会 委員
・ 病院･薬局実務実習 北陸地区調整機構（薬学教育協議会北陸支部）副委員長（副支部長）
・ 日本薬学会 医療薬科学部会 常任世話人

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