ユーザー同士がつながるー電子薬歴研究会を開催しました
第2回電子薬歴研究会の記事掲載
Tags:メディア掲載情報 2018-12-14
Tags:メディア掲載情報 2018-12-14
弊社の電子薬歴ユーザーの方たちに集まっていただき、
電子薬歴をさらに使いこなすためのノウハウなどについて学ぶ「電子薬歴研究会」を開催しました。
今回で2回目となる電子薬歴研究会。薬局経営者や薬剤師を対象にしたこのセミナーでは、電子薬歴を活用した実例の発表からスタート。弊社の営業担当による薬局向け電子カルテ”GooCo(グーコ)”の使いこなし方の紹介から始まりました。 ”GooCo”を導入していても100%使いこなせているユーザーはどのくらいいるのか? 「もっと使いこなしたい」との問い合わせを多数いただいているという状況のなか、このセミナーでお伝えしたかったのは以下の5項目です。
①継続性のある薬歴を残すにはどうしたらいいのか
②服薬指導の表示順を変更する方法
③併用薬、禁忌薬の検索
④ショートカットの作り方
⑤スワイプ操作できる場所
上記の5つに加え、使いこなし術の最後には、”GooCo”の次期バージョンアップ新機能のご紹介も。現在使っているユーザーにとっても、そうでないこれから導入を検討しているユーザーにとっても興味深い話をたくさんしていただきました。
続いて行われたのが、グループディスカッションです。電子薬歴の可能性を考えるために、という切り口で7つのテーマを設定。
①服薬指導、②在宅支援、③薬歴記載時間短縮、④処方監査支援、⑤副作用、⑥先確認、⑦お薬手帳連携をテーマに、それぞれグループでのディスカッションが始まりました。
グループで話し合うのに与えられた時間は30分ほど。素早く各テーブル上で自己紹介を済ませるとさっそくトークをスタート。薬局業界に関わる誰しもが関心の高いテーマでもあり、どのグループでも大変盛り上がっているように感じました。 各グループは、地域医療のなかで薬剤師と医師がどのような点で連携をとるか、薬剤師がどのような情報やスキルを身につける必要があるかなどを話しあいながら、議論は白熱。少し時間がオーバーしてしまうほど盛り上がり、それぞれの代表者が発表へ。
「処方監査支援」というテーマを与えられたグループの発表を皮切りに、7グループが順次話し合った結果を披露。短い時間の話し合いながらも情報をきちんと整理したしっかりした内容で、現状と課題、そしてこれから望むことや期待していることなど、真面目なお話を聞かせてくれました。
グループディスカッションの終了後、場所を移してランチ交流会が開かれました。 冒頭、弊社の営業担当より「本日の学びを生かしながら知識を深めるとともに、自由な交流を楽しんでください」と挨拶。会場では、午前の学びや日頃の業務をもとにした活発な議論や情報交換が行われました。
みなさん始めは表情も硬く、周りを見渡しても何を話して良いかも分からない様子。しかし、バイキングを楽しみつつ同業者とのやりとりを通して少しずつ会話が弾むように。緊張がほぐれてくると、もともとモチベーションの高い出席者が多く集まったこともあり、非常に盛り上がりを見せるようになりました。 楽しい時間はあっという間。気づいたらランチタイムの終了時刻です。
「今までわからなかった点を気軽に聞けたので貴重なひとときでした」、「みんなも同じように悩んでいることがわかり、参加した甲斐がありました」、「これからのビジョンの参考にします」など、嬉しいご意見もいただき主催した我々もひと安心。 少し休憩をはさみ、午後の部がスタートします。
午後の部では、特別講演として厚生労働省医薬・生活衛生局の中井清人様による「これからの地域包括ケアと薬局・薬剤師」、さらに中外合同法律事務所 弁護士・薬剤師である赤羽根秀宜先生による「法律からみる先確認・服薬指導・薬歴管理・医療安全」を開催しました。
中井様の講演では、薬局を取り巻く環境と現場の薬剤師・薬局の方にお願いしたいこと、地域包括ケアシステムにおける役割やかかりつけ医との連動などのお話を、赤羽根先生の講演では法律的観念から薬剤業務のあり方や心構え、そして薬歴未記載の問題についてなどのお話をされていました。 日々の業務に対する視点が変わる、とても考えさせられる内容の講義でした。
そして、最後を締めくくるのは弊社代表の遠藤です。
「本日はご参加いただいた皆様から色々な意見をいただいて、改めて有益なものを作らなければならないなと、気が引き締まりました。今後も変わらず薬局や薬剤師の皆さんを弊社のシステムを通して支えていきたいと思っています」
現場の意見やユーザーとの交流を積極的に図っていく貴重なお時間となった第2回電子薬歴研究会。これまでユーザーが集まってコミュニケーションを図る機会は少なかったので、改めて定期的にこのような交流会を開催する重要性を感じています。
今回参加していただいたユーザーの皆様、休日にもかかわらず誠にありがとうございました。今後も、お互いにとって有益な場を目指し、交流を通してエールをお送りできたらと思います。