【NEWS】[がん対策] 悪性黒色腫にヘルペスウイルス治験開始
信大と東大、世界初
2019-09-09
信大病院の奥山隆平教授と東京大学医科学研究所附属病院の藤堂具紀教授らの研究グループは27日、抗がん免疫刺激機能を付加した第三世代がん治療用ヘルペスウイルスとしては世界で初めての臨床応用を実施すると発表した。

悪性黒色腫の患者を対象にした医師主導治験で、信大病院と東大医科研附属病院の2施設で実施。参加希望者の募集を同日開始した。

がん治療用ウイルス療法は、がん細胞のみで増えることができるウイルスを感染させ、がん細胞を破壊する手法で、革新的な治療法として期待されている。

東京大学では、藤堂教授らが単純ヘルペスウイルス1型(口唇ヘルペスのウイルス)の3つのウイルス遺伝子を人工的に改変して開発した第三世代のがん治療用ヘルペスウイルス「G47Δ」の臨床応用を2009年より進めており、膠芽腫を対象に昨年終了した医師主導治験で高い治療効果を確認した。今回使用されるのは抗がん免疫を強力に引き起こす機能を付加した最新式の第三世代がん治療用ヘルペスウイ
ルスとなる。

奥山教授らによれば、「G47Δ」にこのウイルス遺伝子を組み込むとさらに抗腫瘍効果が高まることがマウスを用いた実験で示された。さまざまな治療遺伝子が組み込まれた機能付加型G47Δはすでに数多く作成されており、その臨床応用第1弾となるという。

抗がん免疫によって、投与していないところにある遠隔のがんにも免疫を介して効果が期待できるという。

(医療タイムス)

 

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