【NEWS】[がん対策] 大腸がんの発がんに関連する細菌を発見
大阪大など
2019-06-19
大阪大学、東京工業大学、東京大学医科学研究所、慶應義塾大学らの研究グループは、多発ポリープ(腺腫)や大腸がんの患者を対象に、凍結便を収集しメタゲノム解析やメタボローム解析を実施。その結果、多発ポリープ(腺腫)や非常に早期の大腸がん(粘膜内がん)患者の便中に特徴的な細菌や代謝物質を同定したと発表した。同研究成果は6月7日、米国科学誌「Nature Medicine」に、公開された。

これまで進行大腸がんの患者の便を用いたメタゲノム解析により、これらの進行大腸がんに特徴的な細菌は特定されていたが、前がん病変である腺腫や粘膜内がん、すなわち大腸がんの発症のごく初期に関連する細菌については解明されていなかった。

今回、研究グループは、メタゲノム解析により健常者と比較して、前がん病変や粘膜内がんを有する患者の便に特徴的な細菌を特定したことに加えて、メタボローム解析を行うことにより病期(病気の進行具合)に伴う腸内代謝物質の変動も検討し、大腸がん発症に関連する腸内環境を明らかにした。これにより、大腸がんを発症しやすい腸内環境が明らかとなり、大腸がんの予防につながる食事などの生活習慣や腸内環境を改善することにより大腸がんを予防する先制医療が期待されるという。

(医療タイムス)

 

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