安心と癒しの療養環境を整備 地域に愛される病院をめざす
医療法人ロコメディカル江口病院(佐賀県小城市)
2019-03-15
江口病院の新たな視点
・患者、働く人にやさしい病院
・病院と在宅医療に一貫性を持たせる
・地域の人に愛される病院

2018年9月に新築移転した医療法人ロコメディカル江口病院。
「その土地の」を表す法人名のように、地域に根差した病院としての取り組みを強化している。

江口醫院に始まり、佐賀県小城市で約100年にわたって地域の医療を支えてきた。新病院について江口尚久理事長は、「患者さんにとっての居住性や安全性、職員の職場環境の整備の観点と、地域密着病院を具現化した病院をつくりたいと考えました」と語る。

建物は3階建てで、2階は一般病棟、3階に療養病棟を配置した。

各階の南側には憩いの場をつくった。歴代の院長である江口理事長の祖父・秀吉氏、父・萬氏の名前を冠したラウンジを設けて、長年にわたって地域医療を支えてきた両氏に敬意を表した。

法人名の「ロコ」は、ハワイの言葉で「その土地の」などを意味する。「地域とともに歩む病院」のコンセプトを表すため、新病院は、田園風景と一体となるデザインをめざした。外観は平面的な広がりと水平ラインを強調し、病棟デイルームとテラスを段々に配し、棚田のイメージを表した。

内装は、患者や職員が安心や安全を実感できるよう配慮した。各居室入口の案内や居室内には京都府の画家・河村武明さんの絵画を展示。脳梗塞のため言語や聴覚等に障害をもちながら力強いタッチで描く絵画が、患者を勇気づけている。

新病院は、入院時から退院後の支援に一貫性を持たせることにも注力している。リハビリ室に隣接して通所リハビリ室を配置したのは患者が退院後、安心して通所に移行できるように考えてのことだ。グループ内の訪問看護のほか、江口理事長自らが担当する在宅医療も充実を図っている。

江口理事長は「新病院での診療開始後、新患が増えています。以前からの患者さんには『病院が明るくなりましたね』と好評です。また、近隣の老健施設や有料老人ホームから協力医療機関になってほしいとの依頼も増えました。地域に根差した病院として、今後も活動を続けていきたいですね」と抱負を語る。



●医療法人ロコメディカル 江口病院
住所:〒845-0032
佐賀県小城市三日月町金田1178-1
電話:0274-63-2111
病床数:98床(一般42、療養56床)

(フェーズ3 2019年1月号)

 

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