【NEWS】[医学部] 20年度から別枠義務化、医学部「地域枠」入試
厚労省
2018-11-07
医師確保を目的に、地方の病院や診療所で将来働く意思がある学生らを入学させるために臨時的に大学医学部の定員増を認める「地域枠」に関し、厚生労働省は、2020年度から一般学生とは別枠の入試を義務付けることを決めた。10月25日付で都道府県に通知した。

地域枠は、学生が都道府県から奨学金を貸与され、その地域の医療に一定期間従事すれば返済を免除される制度。

しかし、厚労省が2008~18年度の入学状況を調査したところ、臨時で増やした地域枠定員のうち、実際に地域枠を活用して入学した学生数は9割弱にとどまっていた。充足できなかった1割超の大半は、一般学生を入学させる「一般枠」に充てられたとみられる。

また、地域枠と一般枠の入試を別個に実施する「別枠方式」を採用する大学の地域枠定員のうち、地域枠の入学者を確保できなかった「未充足」は9%だった一方、両枠を分けずに入試を行い、入学前後に地域枠の学生を募る「手挙げ方式」の大学は地域枠定員の未充足が21%に上った。

厚労省は、地域枠定員の未充足分を一般枠に流用するのは制度の趣旨に反し不適切と判断。文部科学省とともに、地域枠入試を別枠方式に統一するよう大学に求める方針を決めた。厚労省は都道府県への通知で、別枠方式にしなければ、地域枠設定による定員増を認めないことを明記した。

(医療タイムス No.2374)

 

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