Q.看護師も「公認心理師」国家資格を取得することは可能なのでしょうか?
2018-04-06
Q.
看護師も「公認心理師」国家資格を取得することは可能なのでしょうか?

私はオフィス街の心療内科クリニックに勤務する看護師長です。長年にわたり精神科系医療機関に特化した看護師の仕事を続け、日本精神科看護協会の認定する「精神科認定看護師」の研修も受講・修了し、認定を受けています。私自身は、これまでの経験で患者に対する心理カウンセリング等、臨床心理技術者と変わらない仕事をしてきた自負もあり、今年から導入される「公認心理師」の国家資格を取得し、Wライセンスを得たいとの願望があります。

看護師でも「公認心理師」国家試験を受けることは出来るのでしょうか?(都心部・心療内科クリニック 看護師長・41歳)


A.
一定の条件を満たせば看護師も「公認心理師」とのWライセンスを得ることが出来ます。

2018年9月9日に第一回「公認心理師」国家試験が実施されますが、結論から言うと、一定の条件を満たせば看護師も「公認心理師」国家試験を受けることが可能であり、Wライセンスを得ることが出来ます。

新しい資格となる「公認心理師」は臨床心理士や精神保健福祉士等の心理職だけが受験すると考える医療関係者も多いようですが、受験資格については比較的、間口の広いのが特徴です。現状では、「5年間の心理職としての実務経験があり、指定科目を一部、履修出来なかったために受験資格を得られない現任者」及び「実務経験5年以上の現任者」を対象にした経過措置が設けられているのです。

「公認心理師」は厚生労働省と文部科学省が所管する国家資格ですが、前出2つの条件に該当する人たちは、両省が指定する現任者講習会を受講し修了することで、特例措置として国家試験の受験資格を得ることが出来るのです。

心療内科クリニックで長年、看護師長としての経験を積まれ、心理職として5年以上の実務経験を有しておられれば、後者の条件に当てはまり、現任者講習を受けた後、9月の国家試験に合格すれば、「公認心理師」資格を得ることが出来ます。

実際に、各地で実施される現任者講習会は昨年から募集が始まっていますが、看護師等の受講希望者が殺到し、瞬く間に受講定員をオーバーして、募集を打ち切った所も多いと聞いています。現任者講習を受講されるのであれば、両省の担当部署へ早急に問い合わせをして下さい。経過措置が来年以降も続くか否かは未知数であり、早く現任者講習を受けられた方が得策であるのは言うまでもありません。

(2018年2月度編集)

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