【NEWS】[がん対策] がんゲノム医療、11病院選定
厚労省
2018-02-27
がん患者の遺伝情報を網羅的に調べて最適な治療法を選択する「がんゲノム医療」の本格実施に向け、体制整備を進めてきた厚生労働省は14日、全国7ブロックの中核拠点に11病院を指定する方針を固めた。同日開催の有識者会議が選定し答申した。一般的医療としての普及を目指す。

各病院は1カ月以内にブロック内で連携する病院をそれぞれ選んで届け出る。4月にがんゲノム医療診療体制が整い、個々の患者に応じた治療方針を決める「がん個別化医療」が始まる。

中核拠点病院に選定されたのは、北海道ブロックが北海道大学病院▽東北が東北大学病院▽関東信越は国立がん研究センター東病院、同センター中央病院、東京大学医学部付属病院、慶応大学病院▽東海北陸は名古屋大学医学部付属病院▽近畿は京都大学医学部付属病院、大阪大学医学部付属病院▽中国四国は岡山大学病院▽九州は九州大学病院。

昨年末までに23病院から申請があり、検査やカウンセリング、先進医療、患者や家族への情報提供体制などが評価され、地域性も考慮された。指定期間は4月からの2年間で、その後の実施施設拡大も視野に入れている。

ゲノム医療はがん細胞の遺伝子異常の有無を「次世代シーケンサー」を使って一括検査。中核病院などの専門家会議で解析結果を検討し、患者に説明した上で治療方針を決める。一括検査は保険が利かない自由診療だが、厚労省は近く一部で保険適用する先進医療の対象とする方針。

また、ゲノム情報を収集、管理して技術支援する「がんゲノム情報管理センター」を国立がん研究センターに設置。数カ月後の稼働を目指しており、早ければ2019年度中の全ゲノム解析を可能とする計画。

(医療タイムス No.2340)

 

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