【NEWS】[医薬品] 偽薬持ち込み容疑で夫婦逮捕
警視庁
2018-02-23
高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品流通事件で、警視庁生活環境課は7日、卸売業者に偽の同製品を持ち込んだなどとして、医薬品医療機器法違反容疑で、いずれも住所不定、無職の加瀬芳美(49)、夫の敬幸(43)両容疑者を逮捕した。

両容疑者とも偽造品については「販売したのは本物のハーボニーです」などと容疑を否認しているという。

2人は違法薬物を使用したとして広島県警に逮捕、起訴されていたが、防犯カメラの映像や携帯電話の通信履歴などから事件への関与が浮上。警視庁が逮捕状を取り、身柄の移送手続きを進めていた。

逮捕容疑は2017年1月4日、東京都千代田区の卸売業者「エール薬品」(廃業)にハーボニーの偽ボトル2本を、定価の5~7割ほどの計約160万~200万円で販売。16年8月と10月には、金沢市の卸売業者に別のC型肝炎治療薬「ソバルディ錠」を無許可で、2回にわたり宅配便で配送し、計約100万円で販売した疑い。

エール薬品は薬局や病院などから余った薬を安く購入して転売する「現金問屋」で、ハーボニーの偽造品はいずれも同社が最初に仕入れ、17年1月以降、都内の卸売業者と奈良県の薬局から計15本が見つかった。そのうち5本は複数の現金問屋を経由して奈良県の薬局チェーン「関西メディコ」に納品。同月、同社が経営する「サン薬局」から偽造品1本を処方された患者が気付き、流通が発覚した。

厚労省などが調べた結果、偽造品は全て外箱や添付文書がない状態で取引され、中身はビタミン剤などだった。同課は両容疑者らの他にも偽造品を持ち込んだ人物がいるとみて、実態解明を進める。

(医療タイムス No.2339)

 

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