[先進医療] 先進医療の総額は約277.7億円、6月末までの1年間で 厚労省
中央社会保険医療協議会 総会(第384回 1/17)《厚生労働省》
2018-01-17
厚生労働省は1月17日、中央社会保険医療協議会・総会に平成29年(2017年)6月30日時点で実施されていた先進医療の実績を報告した。それによると、2017年6月末日までの1年間に、先進医療の費用として総額約277.7億円かかったことが明らかになった。また厚労省は既存技術を検討した結果、6技術を先進医療から削除することが適切と判断したと報告。中医協・総会はこれを了承した。
 
実績報告によると、2016年7月1日から2017年6月30日までの1年間に実施された先進医療技術数は102種類(先進医療A:35種類、先進医療B:67種類)、実施医療機関数は885施設(先進医療A:761施設、先進医療B:241施設)、患者数は3万2,984人(先進医療A:3万1,893人、先進医療B:1,091人)だった(p73参照)。
先進医療にかかった費用は、総額約277.7億円(先進医療A:約259億円、先進医療B:約18.7億円)。このうち、保険診療となる保険外併用療養費は約70.6億円(先進医療A:約58.1億円、先進医療B:約12.5億円)、保険診療外となる先進医療費用は約207.2億円(先進医療A:約200.9億円、先進医療B:約6.2億円)で、保険診療分を含む全費用に占める先進医療費部分の割合は74.6%(先進医療A:77.6%、先進医療B:33.5%)で、過去5年間で最も高かった(p73参照)(p75参照)。
2017年6月末日までの1年間で実施件数が0件だった先進医療は16技術(先進医療A:3技術、先進医療B:13技術)あった。実施されなかった理由には、▽該当患者がいなかった▽症例登録が終了した▽すでに企業治験が開始されている▽安全性の検討を行っていた-などが挙げられた(p85~p87参照)。
 
一方、厚労省は「既存の先進医療に関する検討結果」も報告。有効性や効率性などが十分に示されていないことから、6技術を先進医療から削除する検討結果が示され、中医協・総会で了承された。対象となったのは、▽三次元形状解析による体表の形態的診断▽定量的CTを用いた有限要素法による骨強度予測評価▽フェニルケトン尿症の遺伝子診断▽最小侵襲椎体椎間板掻爬洗浄術▽FOLFOX6単独療法における血中5-FU濃度モニタリング情報を用いた5-FU投与量の決定▽微小肺病変に対する切除支援気管支鏡下肺マーキング法(p88~p89参照)。

 

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