Q.大手調剤薬局グループで発覚した「付け替え請求問題」とは?
2017-12-27
Q.
大手調剤薬局グループで発覚した「付け替え請求問題」とは?

2017年4月、調剤薬局大手薬局グループの店舗で「付け替え請求問題」が発覚し、同社の会長は保険薬局協会の会長を辞任する事態を招きました。ただ、その後も別の2つの大手調剤薬局グループでも同じ付け替え請求が発覚し、マスコミで指弾されました。「付け替え請求」とは具体的に、どういう不正行為なのか。危機管理の面から教えて下さい。(地方都市 調剤薬局管理部長・取締役 48歳)


A.
処方せん集中率を下げることを目的に、処方せんを不正に受け付けて保険請求した事案です。

今回の薬局グループのケースは、処方せん集中率を下げることを目的に、同グループの他の薬局で受け付けて調剤した薬局従業員や家族等の処方せんについて、不正に受け付けて保険請求した事案です。簡単に言えば巧妙な不正請求の手口です。

要するに、門前薬局で特定医療機関からの「処方せん集中率」が高ければ高いほど、調剤基本料が低く評価されるのは周知の通りです。

例えば、「調剤基本料3」を「調剤基本料1」に引き上げて、収入を増やすために、このような不正行為が横行するのです。店舗数の多い大手調剤薬局チェーンであればこそやり易い行為と言えますが、調剤薬局業界トップ10のうち3つの企業で付け替え請求が発覚したので、マスコミも大きく騒ぐことになったのです。

調剤薬局全体のイメージを貶める出来事で、これらの大企業がより大きな社会的制裁を受けるのは当然のことであると思われます。

(2017年11月度編集)

本掲載内容に関する一切の責任は日本経営グループの(株)日本経営エスディサポートに帰属します。尚、内容につきましては一般的な法律・税務上の取扱いを記載しており、具体的な対策の立案・実行は税理士・弁護士等の方々と十分ご検討の上、ご自身の責任においてご判断ください。

 

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