[診療報酬] 2016年度の概算医療費、前年度比0.4%減の41.3兆円 厚労省
「平成28年度 医療費の動向」を公表します~概算医療費の年度集計結果~(9/15)《厚生労働省》
2017-09-15
厚生労働省が9月15日に公表した「平成28年度(2016年度)医療費の動向」によると、2016年度の医療費(概算医療費)の総額は41.3兆円で、前年度に比べて0.18兆円減少したことがわかった。対前年度比の伸び率では0.4%の減少(p7参照)。厚労省は、2015年度はC型肝炎治療薬などの抗ウイルス剤の薬剤料の大幅増で3.8%の高い伸びを示したが、2016年度は抗ウイルス剤の薬剤料の大幅な減少(1,432億円減)や、ネットで0.84%の引き下げとなった診療報酬のマイナス改定などの影響で、一時的に伸び率がマイナスになったとの見方を示している(p1~p3参照)。
 
概算医療費は医療保険・公費負担医療分の医療費を集計したもので、国民医療費と違い、労災・全額自費などの費用は含まれない(国民医療費の約98%に相当)(p1参照)。年齢別の概算医療費は、75歳未満が23.9兆円(1.4%減)で前年度比マイナスだったのに対し、75歳以上は15.3兆円(1.2%増)で前年度(4.6%)ほどではないものの、プラスの伸びを維持した(p7参照)。1人当たり医療費は32.5万円(0.4%減)で、75歳未満21.8万円(0.7%減)、75歳以上93.0万円(2.0%減)となった(p8参照)。
 
診療種類別でみた医療費は、入院16.5兆円(1.1%増)、入院外14.2兆円(0.4%減)、調剤7.5兆円(4.8%減)(p9参照)。1日当たり医療費は、16.1千円(0.3%増)、入院35.5千円(1.3%増)、入院外8.5千円(0.7%増)、調剤9.0千円(5.5%減)だった(p11参照)。医療機関を受診した延患者数に相当する受診延日数は25.6億日で、前年度よりも0.7%の減少。入院は4.7億日(0.2%減)、入院外は16.6億日(1.0%減)となり、いずれも減少したが、調剤は8.3億日で前年度よりも0.8%とわずかながら伸びた(p10参照)。
 
医科の医療機関別医療費で伸び率が最も大きかったのは大学病院の2.6%、次いで法人病院の0.9%。個人病院は11.0%の大幅減、診療所は0.9%の減少だった。医科診療所について主たる診療科別の伸び率をみると、伸び率がプラスだったのは、皮膚科(0.7%増)、整形外科(0.5%増)、眼科(0.1%増)の3診療科のみ。とくに外科(3.9%減)、産婦人科(1.2%減)、耳鼻咽喉科(1.1%減)、内科(1.0%減)などの減り幅が大きかった(p13参照)。

 

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