【NEWS】[医療安全] 医療事故調開始1年でまとめ
日本医療安全調査機構
2016-11-22
予期しない死亡事故の報告と院内調査を全ての医療機関に義務付けた医療事故調査制度で、報告を受け付ける日本医療安全調査機構(東京都港区)は2日、都内で記者会見し、昨年10月の制度開始から1年間の動向を公表した。

それによると、患者が死亡してから医療事故として報告されるまでの平均期間は31.9日で、最長は237日だった。機構幹部は「報告の対象かどうか判断に迷うケースが多いと思う。検討するのはいいが、長くかけ過ぎるのはどうか」と述べ、改善の必要性に言及した。


医療事故として報告後、院内調査が終了するまでの平均期間は118.5日だった。院内調査での解剖の実施率は32.3%で、一般の病理解剖よりは高い割合だったが、「事故原因究明のため今後増やしていきたい」(機構幹部)としている。

中立性や公正さの観点から参加が望ましいとされている外部委員の調査委員会への参加は75.0%だった。調査報告書に再発防止策の記載がないケースも一部に見られた。

1年を通じた最終的な医療事故の報告件数は388件で、当初想定された1300~2000件を大幅に下回った。機構は「想定した数字が大き過ぎたり、医療事故の定義が異なったりしており、もう少し様子を見る必要がある」としている。

(医療タイムス No.2279)

 

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