Communication/コミュニケーション

薬剤師力向上特集

2014年診療報酬改定で在宅医療はこう変わる!6

~薬剤師との連携が成功のカギだ!

中村 哲生(なかむら てつお)

医療法人社団南星会 湘南なぎさ診療所 事務長
1965年東京都生まれ。医療コンサルタント。専門は在宅医療。株式会社コミュニティーチェスト代表取締役。設立からわずか2年半で在宅医療患者数が1,000人を超えた湘南なぎさ診療の事務長として、在宅医療経営のオピニオンリーダー的存在。


事業計画と差別化戦略

 診療所が在宅医療に参入するには、事業計画を立てなければなりません。

 そのポイントは5つあります。
 1つ目は、経営理念と診療方針。どういう患者さんを診るか、診られるかをはっきりさせることです。
 2つ目は、地域の中で、社会資源として役割の明確化。
 3つ目は、在宅医療は「BtoC」でも「BtoB」で、「100%紹介」だということ。病院、訪問看護ステーション、ケアマネージャー、薬局などが患者さんの紹介元になります。そういったところと連携を取らなければ患者さんは出てきません。
 4つ目は、事業規模。患者数と人員体制の最適化です。
 5つ目は、在宅医療の差別化。これについては、24時間365日体制の確立、医療依存度の高い重症患者を診ることができる、色々な診療科目の専門医がいる、皮下点滴などの対応ができる、営業力が高いなど、さまざまなポイントがあります。

 

薬局・薬剤師との連携強化

 在宅医療は薬剤師さんとの連携が成功のカギだと思っています。当診療所では、処方箋は薬剤師さんに手渡しし、カルテをお見せするなど、処方目的をご理解いただくよう努めています。また、薬剤師さんにもカンファレンスへの参加や、希望があれば訪問診療に同行していただくなど、お互いに顔の見える関係づくりを心がけています。

 

 在宅医療は、薬剤師さんをはじめ、医師、看護師、施設のスタッフ、ケアマネージャーなど、いわゆるチーム医療としての総合力が求められているといっても過言ではありません。
 さまざまな場面で薬局・薬剤師さんとの連携を強化し、共に地域医療を支えていくことを願っています。

 

※この記事は、2014年5月18日に開かれた〈第12回 薬剤師力向上セミナー〉(弊社主催)の内容をもとに構成したものです。

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