Communication/コミュニケーション

薬剤師力向上特集

2014年診療報酬改定で在宅医療はこう変わる!5

~薬剤師との連携が成功のカギだ!

中村 哲生(なかむら てつお)

医療法人社団南星会 湘南なぎさ診療所 事務長
1965年東京都生まれ。医療コンサルタント。専門は在宅医療。株式会社コミュニティーチェスト代表取締役。設立からわずか2年半で在宅医療患者数が1,000人を超えた湘南なぎさ診療の事務長として、在宅医療経営のオピニオンリーダー的存在。


診療報酬が高い在宅末期

 ここで在宅末期の患者さんの訪問診療について触れておきます。結論としては、高い診療報酬が得られます。患者1人当たり月50万円くらいになります。看護師と医師がそれぞれ必ず週1回以上行くことが算定要件で、合わせて週4日以上行くと7日分の点数が付きます。

 

 普通の診療所の場合で、処方箋ありの週は1495点、なしの週は1685点で、ひと月で約5万点です。
 機能強化型の場合は、処方箋ありの週が1650点、なしの週が1850点ですから、5万4000点くらいになります。強化型有床診ではもっと点数が上がります。

 

 この点数は療養する場所により算定できない所もありますので、算定チャートを参考に挙げておきます。(図表8)

 

訪問診療のペイライン

 訪問診療における診療所の経営面について少し触れておきます。
ここに「訪問診療と在総診の点数配分の考え方」として、要点をまとめた資料をお示しします。(図表9)

 

「訪問診療」及び「往診料」は医師のいわば“給与”であり、「在医総管」及び「各種管理料」はクリニックの“運営費用”とします。

 

 医師の給与を1日9万円で計算すると、訪問診療料単価8300円で「1日11訪問」がペイラインとなります。またひと月のクリニックの経費を150万円とした場合、患者1人当たりの「在医総管」「各種管理料と加算」「居宅療養管理指導」の月単価を4万5000円で計算すると、患者数は34人必要と算出されます。

 

「1日11訪問」については、無理なく達成可能な数字と思われます。例えば予約表の11人目のところに赤線を引いておくと、ペイラインが一目瞭然。これを超えようと皆さんがんばってくれる効果も期待できます。

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