Communication/コミュニケーション

薬剤師力向上特集

2014年診療報酬改定で在宅医療はこう変わる!2

~薬剤師との連携が成功のカギだ!

中村 哲生(なかむら てつお)

医療法人社団南星会 湘南なぎさ診療所 事務長
1965年東京都生まれ。医療コンサルタント。専門は在宅医療。株式会社コミュニティーチェスト代表取締役。設立からわずか2年半で在宅医療患者数が1,000人を超えた湘南なぎさ診療の事務長として、在宅医療経営のオピニオンリーダー的存在。


増収増益が可能なビジネス

 在宅医療について「参入のメリット」という観点からお話します。
1つ目のメリットとして、診療報酬が高いこと。
2つ目は、開業資金が安いこと。
3つ目は、MRIなど大きな設備投資を必要としないため、設備投資が少なくて済むこと。
4つ目は、季節変動が少ないこと。外来と違い、一度患者さんになっていただいたら、毎月出向くわけですから、事業計画も立てやすいわけです。
5つ目に、事業撤退が可能なこと。設備投資が少なく身軽ですから。
6つ目は、増収増益が可能だということ。100床の病院は100人を超えて入院させることはできません。当診療所は3000人の患者さんがいますから、3000床の病院ということになります。数に見合うだけのスタッフを集め、ノウハウを築き、システム化ができさえすれば、患者さんを増やせるのです。(図表3)

 

在宅医療の将来性

「都道府県別高齢者人口(65歳以上)の増加数(2005年→2025年)」のグラフをご覧ください。(図表4)これを見ると、東京、神奈川をはじめとする9つの都道府県で全体の増加数の約60%を占めていることから、このエリアは今後、在宅医療の対象となり得る高齢者の伸びシロが大きいということです。逆に、高齢者人口の伸びの少ないエリアは、今が参入のラストチャンスなのです。

これから、中小の病院がどんどん在宅医療に参入してくることも認識しておかれるとよいでしょう。

 

在宅医療のパターン

 ひとくくりで在宅医療と言っても大きく3つのパターンに分類されます。

 

 1つ目は、当診療所のように在宅医療を中心とするところ。在宅医療だけ行うことは法的に禁じられていますから、外来対応の時間帯は必ず必要になります。

 

 2つ目は「外来+在宅」の併用型。これは「時間」「曜日」「人」で3つに区分されます。
 例示しますと、午前中は外来、午後は在宅というのが「時間」で分けるやり方。休診日の木曜日のみ在宅医療を実施というのが「曜日」。奥さまが外来でご主人が在宅というのが「人」で分けるやり方です。

 

 3つ目は、病院が行う在宅医療。200床未満の病院は「在宅医療部」の形態で、200床を超える病院は「サテライト型」の在宅医療専門の診療所を運営する形態となります。

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