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レポート/医薬情報戦略室から

骨粗鬆症治療剤「アクトネル」。アドヒアランス向上のための活動が奏効しました 2

鈴木 良則(すずき よしのり)

エーザイ株式会社(エーザイ・ジャパン)地域包括hhcユニット 統合マーケティング部運動器領域室 担当課長 プロダクトマネージャー


 その中で、弊社では「アクトネル」というビスフォスフォネート系薬剤を、2002年に1日1回服用型、2007年に週1回型、本年2月に月1回型を発売。どれも安全性や有効性といった製剤的特徴は同じで、錠剤は小さなフィルムコーティング錠の服用しやすいものです。「アクトネル」はまだ種類の少ない月1回型を発売したことでビスフォスフォネート系薬剤では初めて3つの剤型を揃えることができました。安価であることからも、飲みやすさの点でも、今後のマーケットシェアとアドヒアランス双方の向上が期待されるところです。

 

 ただし、「アクトネル」を含むビスフォスフォネート系薬剤には服用方法が煩雑という側面もあります。起床後すぐに水で服用し、その後30分間は横になること、水以外の飲食を避けることなど、実生活において難点があるためか、月1タイプでも1年間で50%の服用者が脱落しているという報告もあります。また、胃腸障害などの副作用も患者さまが医師や薬剤師を通じて知らされておくべきでしょう。とはいえ、服用し忘れたり、自己判断でやめてしまえば、骨密度は下がり、骨折の可能性が高まります。

 

 そこで、弊社では薬を飲み続けるためのサポートツールの1つとして、薬を飲む日にアラームが鳴る「アクトネルお知らせカード」を作成。グッドサイクルシステムの協力によって薬局に配布した結果、カードの有用性が証明され、薬局・薬剤師を巻き込んだ積極的な対策が奏功する実例となりました。

 

 今後も、薬局・薬剤師の皆さまが、潜在する患者さまを発見する最初の砦として骨粗鬆症について解説をする、骨密度測定をすすめるなど、アドヒアランス向上のための活動といった前線での役割を期待するとともに、私ども製薬会社も一緒に何ができるか追求していきたいと考えております。

 

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