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レポート/医薬情報戦略室から

骨粗鬆症治療剤「アクトネル」。アドヒアランス向上のための活動が奏効しました 1

鈴木 良則(すずき よしのり)

エーザイ株式会社(エーザイ・ジャパン)地域包括hhcユニット 統合マーケティング部運動器領域室 担当課長 プロダクトマネージャー

 2013年2月、月1回投与製剤が発売された骨粗鬆症治療剤「アクトネル」。そのアドヒアランス向上のためにエーザイ株式会社が作った「アクトネルお知らせカード」を薬局の協力を得て配布したところ、飲み忘れ防止に奏効しました。製薬会社と薬局がタッグを組むことで、さらなる効果が期待できそうです。この活動に関わったエーザイ株式会社の鈴木良則氏にお話を伺いました。


 推定患者数が1,280万人もいるといわれている骨粗鬆症。しかし、そのうちの推定200~250万人にしか治療薬が行き届いていないという報告があります。この1,000万もの差を埋めるためにも、また治療薬アドヒアランス向上のためにも、骨粗鬆症治療の課題解決に製薬会社と薬局が一緒になって取り組んでいく必要があるでしょう。

 

 その対策の1つは、疾患啓発を行っていくこと。具体的には骨密度測定検査の普及があげられます。そもそも骨粗鬆症は自覚症状のない病気で、骨折してはじめて気がつくケースがほとんどです。しかも、骨密度測定機器を備えた医療機関が限定されるためか、対象となる閉経後の(おもに50代~70代の高齢)女性たちが確定診断を受ける機会が少ないうえに、一度骨折すると、その部位によっては寝たきりになってしまう可能性が高いというのが問題点です。そこで弊社でも、オムロンコーリン社の協力を得て骨密度が測定できる市民公開講座を各地で開催するなど、骨粗鬆症治療の重要性とその薬剤の啓発活動に努めております。

 

 そしてもう1つの対策が、治療薬のアドヒアランス向上です。最近では、多種類の錠剤のほかに、注射剤が揃ったことで、医師や患者さまが有効な治療薬を選べる可能性がぐっと増えてきたといえます。

 

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