GooCoで動線が変わりました!iPad片手に調剤室、カウンター、患者さんのお席にも伺えますから
2014-01-01
2014-01-01
2012年8月のリリース以来、iPadが使えるスマート薬歴として高い評価を得ているGooCo。今回は、GooCoを17店舗で一斉導入した「しょうなん調剤薬局」のルポをお届けします。名古屋市にある「茶屋が坂店」を訪ね、導入後のワークスタイルの変化について伺いました。
「しょうなん調剤薬局」の店名は、1998年、名古屋市の東に隣接する尾張旭市庄南町に最初の店舗を開局したことに由来しています。創業から15年、現在は「しょうなん調剤薬局グループ」として、愛知・岐阜・三重の3県で直営19店舗、フランチャイズ19店舗を展開しています。
今回取材で訪問したのは、名古屋市千種区のしょうなん調剤薬局茶屋が坂店です。GooCo導入の推進役となった同店管理薬剤師・横山真さんと市内北区の柳原店管理薬剤師・稲生迅人さんのお2人にお話をお伺いしました。
「実はこの2店舗がGooCoの先行導入店でした」と稲生さん。導入の経緯を語ってくれました。
「iPadがデビューした時、いっぺんで気に入り、各店舗に1台ずつ配備し、メールや薬の発注になどに活用していました。ただ薬歴管理はずっと紙のままでしたから、iPadが使える電子薬歴の登場を心待ちにしていたのです。そんな折、地元企業のICソリューションズさんがGooCoのリリース情報を知らせてくれたのが導入のきっかけでした」
導入決定は早かったと横山さん。
「2012年10月末ごろに社長がGooCoの説明を聞き、その5日後に私たちがデモを見て、11月末には直営17店舗への導入を決めました」
そして13年2月1日の本稼働を目指し、先行導入の茶屋が坂店と柳原店が12月10日、11日の順でGooCoが設置され、2週間余りの試験運用を開始。他の店舗は、12月28日から年末年始を挟んで1月19日には全店舗設置終了という早さでした。GooCo導入に伴う操作研修はどのように対応したのでしょうか。
「土日営業の店舗があるため、一斉研修ができません。私たちが店舗に出向く出前スタイルで研修を進めました。そのため、先行導入した2店舗での試験運用期間に、自分たちがGooCoのインストラクターになれるよう事前に操作を覚えながら、スタッフから上がってくる疑義にも対応していきました」(稲生さん)
紙薬歴から急に電子薬歴になって、しかもiPad1人1台の環境で、社員の反応はどうだったのでしょうか。
「キーボードのないiPadに身構える年配社員もいたことは確か。でも感覚的に使えるiPadと操作性の良いGooCoに、社員はすぐに慣れていきました」と話す横山さん。
次にGooCo導入後のワークスタイルの変化について伺いました。
「正確な薬歴データをすぐiPadで参照できるという安心感があります。患者さんから聞かれたことに即答でき、アドヒアランス向上にもつながっていると思います。iPadを持って患者さんのそばに行けるので、足の不自由な方や小さなお子さん連れの患者さんへの対応もスムーズ。患者さんの体重や体調などのデータ更新も容易になりました。そして、他店舗応援の際も、iPadでサーバーからその店舗の定型文などをすぐ取り出せる点も便利です」(稲生さん)
横山さんによると、iPad片手に調剤室、投薬カウンター、患者さんの席へと動け、動線が患者さん中心に変わったと言います。
ここでもGooCoの機動性が大いに発揮されているようです。
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